【コラム】eスポーツのためのメンタルトレーニング
近年、急速に発展を続けるeスポーツの世界。
eスポーツアスリートへのメンタルトレーニングや心理的サポートに関する記事や報告をよく目にするようになった。
eスポーツに必要な心理的スキル
下記のように、eスポーツに必要な心理的スキルが報告されている（SAMUEL et al., 2020）。
- 意思決定のスキル
- モチベーション
- eスポーツから私生活を切り離す能力
- 集中力
- 感情のコントロール
- ポジティブな態度
- 忠実な改善
- 心と身体のウォーミングアップ
今回は、感情のコントロールについて触れていきたい。
感情のコントロール
感情には、幸せ、悲しみ、怒り、恐れ、恥の5つの感情が存在します。
これらの感情に気づくことがとても重要です。
我々、人間は日々様々な出来事に対して、感情を表出していますが、その感情に気づいていないのです。
感情をコントロールするための3つの方略(Williams & Krane, 2014)についてご紹介します。
これらの感情に気づくことがとても重要です。
我々、人間は日々様々な出来事に対して、感情を表出していますが、その感情に気づいていないのです。
感情をコントロールするための3つの方略(Williams & Krane, 2014)についてご紹介します。
⒈ 深呼吸
鼻から吸って（4秒）、口から吐きます（4秒）。
呼吸をコントロールすることで、心拍数を下げるアプローチをすることができます。
呼吸を行う際に、風船をイメージし、あなたが吸う際に風船が膨らみ、吐く時に風船がしぼむようにイメージを
呼吸をコントロールすることで、心拍数を下げるアプローチをすることができます。
呼吸を行う際に、風船をイメージし、あなたが吸う際に風船が膨らみ、吐く時に風船がしぼむようにイメージを
活用すると効果的でしょう。
⒉漸進的筋弛緩法・ボディスキャン
鼻から吸う時に筋肉を緊張させ（4秒）、呼吸を止め（4秒）、口から吐く時に筋肉の緊張を緩めます（8秒）。
この一連の動作を右手→左手→両手→右足→左足→両足→全身の順番で進めていきます。
この一連の動作を右手→左手→両手→右足→左足→両足→全身の順番で進めていきます。
筋肉の緊張を緩め、自分の身体感覚（筋緊張）に意識を向けることで感情をコントロールします。
⒊キューワード（きっかけとなる言葉）
あらかじめ、自分がリラックスしている時の感覚などをフレーズ化し、キューワードとして決めます。
そして、自分自身が感情をコントロールする際に決めてあったキューワードを使用します。
例）リラックス！、俺はできる！、呼吸法など
例）リラックス！、俺はできる！、呼吸法など
これらの実践方法は一部に過ぎませんが、eスポーツに取り組む上で、メンタルをコントロールに役立つと思いますので、
是非実践をてみてください。
＜参考文献＞
・García Lanzo, S., Bonilla, I., & Chamarro Lusar, A. (2020). The psychological aspects of electronic sports: Tips for sports psychologists. International Journal of Sport Psychology, 51(6), 613-625. https://doi.org/10.7352/IJSP.2020.51.613
・García Lanzo, S., Bonilla, I., & Chamarro Lusar, A. (2020). The psychological aspects of electronic sports: Tips for sports psychologists. International Journal of Sport Psychology, 51(6), 613-625. https://doi.org/10.7352/IJSP.2020.51.613
・Krane, V., Williams, J. M., & Williams, J. M. (2014). Applied sport psychology: Personal growth to peak performance. Mcgraw-hill Education-Europe.